今井進太郎の商売繁盛コラム

2018-06-05 自己超越欲求を刺激するスゴイ仕組み

先日、母校である長岡高等学校の同窓会総会に参加してきました。
上は昭和16年卒の先輩から下は20代まで、総勢約900名がアオーレ長岡に集結しました。
当社社員も私含め7名で参加しました。

この同窓会、会の運営にあたる幹事は、41歳になる年の学年。
今年は平成8年卒の私のひとつ上の学年が幹事でした。
つまり、来年は私の代が幹事をやる形になります。

この同窓会の運営には面白い慣例があります。

それは、今年の終了後の片付けは来年の幹事学年が担当する慣例です。
大役を終えた当年幹事は片付けはせずにすぐ打ち上げに向かえるのです。

ということで、今年の後片付けは、来年幹事をやる私たちの代の仕事。
昨年の参加者は9名。
9名だけで片付けをしたら、日が変わってしまいます。
ですので、同期で声がけしあって、参加者を集めました。
結果、45名の同期の仲間が駆けつけてくれました。

これだけ集まってくれたのは様々要因がありますが、大きなものとして「片付けに協力して、同期を助けたい。同窓会の運営に協力したい」という「利他の心」ではないかと思います。

マズローの欲求5段階説をご存じの方は多いと思います。
これは、「人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されていて、低階層の欲求が満たされると、より高次の階層の欲求を欲するとされる」とするものです。
もっとも低い階層の欲求は生理的欲求で、5段階目のピラミッドの頂点の欲求は、自己実現の欲求です。

実はマズローは晩年、5段階の欲求階層の上に、さらにもう一つの段階があると発表しました。
それは「自己超越」という段階。
見返りも求めずエゴもなく、自我を忘れてただ目的のみに没頭し、何かの課題や使命、職業や大切な仕事に貢献している状態だといいます。「隣人愛」や「利他の心」と近いものがあると思います。

他者への奉仕・献身などを通じて、自分自身を超えた存在を志向する欲求が自己超越欲求であり、これは人間にはもともと内在している欲求であると言われています。

よく仕事のやりがいを聞かれた人が「お客さまに喜んでもらえた時」「社会に貢献できたと感じる時」といった回答をするのは、きれいごとでも何でもなく、それが、自己超越欲求を満たすものであるからです。

まさに歴史の中で培われた慣習は、自己超越欲求を刺激するものでした。
ひょっとして、幹事学年が早く打ち上げにいきたいからという理由で始まった仕組みかもしれませんが、翌年に向けて来年の幹事団を集結させる素晴らしい仕組みだと思いました。
みんなの協力で、片付けは1時間半で終了。
そして、その後の同期会では本当においしいお酒をいただき、来年の幹事年に向けて一致団結できました。

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グローカルマーケティング株式会社
代表取締役
今井 進太郎

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2018-05-07 「極み」がブランドになる

GW期間中「イチロー マリナーズ特別補佐就任」のニュースを興味深く見られた方も多いのではないでしょうか。
イチローの野球を極めようとする姿勢には、本当に頭が下がります。
その姿勢や考え方を多くの若い選手に伝えてほしいという意図もあっての就任でしょう。

私はニュースを聞きながら、イチローの姿勢を「あの人は特別だから」と捉えてはいけない、
私もマーケティングのプロとして、とことん自分自身を高めていきたいと強く思いました。

イチローの「野球の研究者でありたい」という言葉も印象的でした。
野球を極めたいという姿勢の現れだと思います。

「極み」とは、物事の行きつくところ。
行きつくところまで極めると、それがブランドになると思います。
私たちは、自分の仕事の分野において極みを目指し、自分そして自社のブランドをつくっていくべきだと思います。
それが、「あなたにずっと会社にいてほしい」「あなたとずっと取引したい」という状況をもたらすでしょう。

当社もマーケティングのプロとして極め、お客さまのお役に立ちたい、
そんな想いから、グローカルマーケティングは新たな挑戦をスタートします。

5月18日(金)長岡駅前(長岡市城内町3-2-1 山嘉ビル3階)に「マーケティング本部」を設置。
「長岡マーケティングプラザ」をオープンします。
今まで、新潟マーケティングプラザにて、マーケ大をはじめセミナー・研修を実施してきましたが、
今後は長岡においても、長岡マーケティングプラザにて、マーケ大等を積極的に開催していきます。
(今まで通り、新潟マーケティングプラザでも開催します!)

新たな拠点の設立を機に、メンバー一同、プロとして精進し、
お客さま、そして地域のお役に立てるよう精一杯取り組んで参ります。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。

グローカルマーケティング株式会社
代表取締役 今井進太郎

<プロフィール>
新潟県長岡市出身。新潟県立長岡高等学校、慶應義塾大学経済学部卒業後、マーケティングのコンサルティング会社の勤務を経て、当社を設立。
新潟県・福島県・群馬県に事務所を展開し、地域の中小企業の経営サポートを行なっている。
豊富で実践的なノウハウで「売れる仕組み」を構築し、売上増大に導くことを得意としている。
マーケティングを基礎から学べるセミナー『マーケ大』を主催するなど、セミナー・講演活動にも積極的に取り組んでいる。
独自企画として、にいがた子育て応援団『トキっ子くらぶ』を展開中。

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2018-04-04 「少子化」というチャンスをものにする

プライベートの話で恐縮ですが、息子が小学6年生になり、野球部の新チームのキャプテンになりました。
新チームとして最初の大会が先日行われたのですが、今井家として嬉しいことが2つありました。
その嬉しいことは、少子化の恩恵によるものでした。

①選手宣誓
一番くじを引き、そのチームのキャプテンということで、選手宣誓の大役をいただきました。
私が野球をやっていた時代は人数やチーム数も多かったので、私はキャプテンをやったことがありませんし、もちろん選手宣誓も経験がありません。
6年生の部員はわずか3名。チーム数も年々減っています。
だからこそ回ってきた選手宣誓のチャンス。息子にとって、貴重な経験となりました。

②兄と妹で試合出場
1年前から小学3年生になる娘も野球を始めました。
新チームでは、6年生~4年生を合わせても試合ができる9名に達しません。
ですので、3年生も試合出場のチャンスが回ってきます。大会で、娘はライトを守るチャンスをいただきました。
ピッチャーをする息子とライトを守る娘のナイスツーショットを撮影でき、妻と二人で喜んでいました(笑)。
小学生低学年の段階から、試合に出られるのは、間違いなく成長につながります。

少子化というと、マイナスイメージばかりつきまといますが、少子化を生きる子ども達にとっては、確実にチャンスが増える時代になっています。
そのチャンスを前向きにとらえて、果敢に挑戦し、自身の成長につなげていけるか、その意識次第で彼らの可能性は無限に広がると思います。
少子化は、人財の数で言えば少なくなりますが、人財の質で言えば高くなる可能性があります。
人財の質が高まれば、この人口減社会でも高い生産性を生み出し、経済循環をプラスにもっていくことができるでしょう。

4月から新入社員が入社した事業所も多いことと思います。少子化をプラスに捉え、回ってきたチャンスをどんどんものにして、会社だけでなく、社会を支えていく人財に育ってほしいですね!

グローカルマーケティング株式会社
代表取締役 今井進太郎

<プロフィール>
新潟県長岡市出身。新潟県立長岡高等学校、慶應義塾大学経済学部卒業後、マーケティングのコンサルティング会社の勤務を経て、当社を設立。
新潟県・福島県・群馬県に事務所を展開し、地域の中小企業の経営サポートを行なっている。
豊富で実践的なノウハウで「売れる仕組み」を構築し、売上増大に導くことを得意としている。
マーケティングを基礎から学べるセミナー『マーケ大』を主催するなど、セミナー・講演活動にも積極的に取り組んでいる。
独自企画として、にいがた子育て応援団『トキっ子くらぶ』を展開中。

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2018-02-28 ブログの一言がご縁を生む

先日、愛媛県松山市に社内研修のお仕事でお伺いしてきました。
テーマは、「実践!マーケティング×行動経済学」。
行動経済学の理論をどのようにマーケティングに活用していくか、ワークショップを交えながらお伝えしました。

そもそも、どのような経緯で愛媛の会社からお仕事をいただいたかと言いますと、当社のホームページに掲載しています「マーケティングブログ」をご覧いただいたのがきっかけでした。

その会社様では、社長からの指示を受けて、研修のご担当者様が行動経済学の研修講師を探しておられました。
ネットで「行動経済学」に関するキーワードで検索をしていたところ、当社のブログにたどりついたとのことです。

当社では、毎週、社員が持ち回りでマーケティングに関するコラムを執筆しています。
そのコラムは、このメルマガでも配信させていただいていますし、ホームページにブログ形式で掲載をしています。
昨年10月に「ノーベル経済学賞受賞!いま行動経済学がアツい」というタイトルの記事を、掲載しました。
この記事が検索にヒットしたようです。
https://goo.gl/67ciu3

お客さまが興味をもっているであろうキーワードをブログに入れることで、ブログが無ければ出会わなかった方とご縁をいただくことができます。

最近では、Facebook等のSNSが注目を集めますが、検索エンジン対策を考えればブログの有効性は高いです。
当社では、ブログはネット活用の必須ツールと捉えてご支援を行っています。
ブログでコンテンツを溜めて、SNSで拡散していくような連携も重要です。

「ブログの一言がご縁を生む」ことを念頭におきながら、これからも精魂込めてコラムを執筆していければと思います。
(この記事から、行動経済学に関するセミナー依頼がきたら嬉しいです!)

グローカルマーケティング株式会社
代表取締役 今井進太郎

<プロフィール>
新潟県長岡市出身。新潟県立長岡高等学校、慶應義塾大学経済学部卒業後、マーケティングのコンサルティング会社の勤務を経て、当社を設立。
新潟県・福島県・群馬県に事務所を展開し、地域の中小企業の経営サポートを行なっている。
豊富で実践的なノウハウで「売れる仕組み」を構築し、売上増大に導くことを得意としている。
マーケティングを基礎から学べるセミナー『マーケ大』を主催するなど、セミナー・講演活動にも積極的に取り組んでいる。
独自企画として、にいがた子育て応援団『トキっ子くらぶ』を展開中。

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2018-01-31 「AI×○○」がビジネスチャンスを生む

今年度、ながおか・若者・しごと機構が主催します「ながおか若者会議」のコーディネーターを務めています。
「ながおか若者会議」は、若者が集い熱く語り合う場ですが、1月は「AI(人工知能)」をテーマにゲストトークを交え、10年後の長岡について話し合いました。

ゲスト講師は、長岡技術科学大学の湯川先生。
AIについて、わかりやすく解説いただきました。
その中で、「AIを使って何をするか?を考えることが重要」というお話がありました。
マーケティング視点で、AIを活用して、お客様のニーズや社会課題をどう解決するか?を考えることが最も重要であると気づきをいただきました。

後半のワークショップでは、「AI×○○」をテーマに、参加者の仕事や生活に絡めて、〇〇を考えながらディスカッションを行いました。

一人の参加者から、「AI×除雪」というアイデアが出されました。
寒波による交通混乱で皆さまも大変な思いをされたと思います。
AIを使って、除雪を円滑に行えるようになったら……。
全国の雪国の人々がハッピーになるのではないでしょうか?そして、その実用化に成功した企業は、大きなビジネスになるでしょう。

「AI×○○」の○○に入る部分を考えることは、今のところAIにはできません。
我々人間が知恵を絞り、〇〇を考える。
その際に、マーケティング視点で、お客様のニーズや社会課題を考えてみると、ビジネスチャンスが見えてくるかもしれません。

当社も、AI×マーケティングで、皆さまの売上UPを実現できるように、研究に取り組んで参ります!

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代表取締役 今井進太郎

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新潟県長岡市出身。新潟県立長岡高等学校、慶應義塾大学経済学部卒業後、マーケティングのコンサルティング会社の勤務を経て、当社を設立。
新潟県・福島県・群馬県に事務所を展開し、地域の中小企業の経営サポートを行なっている。
豊富で実践的なノウハウで「売れる仕組み」を構築し、売上増大に導くことを得意としている。
マーケティングを基礎から学べるセミナー『マーケ大』を主催するなど、セミナー・講演活動にも積極的に取り組んでいる。
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